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東日本大震災から見えてきたもの
 東日本大震災から100日以上が過ぎるのであるが、復興はもとより復旧作業もままならない感じがする。

 津波の被害など震災の爪痕が深く残る今回の現状を太平洋戦争の敗戦に次ぐ、二度目の敗戦と称する評論家もいる。

 「二度目」に込められた意味とは、日本人に突きつけられた「二度目の転換」といったものなのだろう。

敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人
(2004/01/30)
ジョン ダワー

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 一度目の転換期に日本人は何を感じ、どのように苦難を乗り越えて復興を成し遂げたのか。それが知りたくなり、ジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」を読み始めるのである。

 一度目の敗戦時は、日本全体が焦土と化し日本人の価値観を根底から覆するほどのパワーが日本全体を覆い尽くしたのだと想像するのである。

 今回の震災も東日本の広い範囲に被害をもたらしたが、日本全体が焦土化したわけではない。

 テレビからは下らないバラエティーやステレオタイプの報道が垂れ流されている。

 結局、二度目の敗戦とされる現状下において、日本全土を覆う共通の価値観など存在しないのである。

 そこで見えてきたものが中央政府による統制の限界である。敗戦後は共通の価値観のもと中央政府による一元的なコントロールが功を奏し復興を遂げたのだと想像する。しかし今回はどうなのだろう。

 文部科学省の20ミリシーベルトの基準に現場は振り回され混乱に陥る。市町村は県の指示を仰ぎ、県は国の指示を仰ぐといった構図のために対応が後手々になっている感が否めない。

 権限も金も現場から一番遠い所にあり、復旧や復興の青写真や原発事故の収束、そして放射線汚染の抜本的な対策等のゴールが見えて来ないのである。

 放射能汚染対策が象徴的であるが、業を煮やした市町村が表土除去やエアコンの設置などの独自の対策を決める始末である。

 国策として展開してきた原子力発電の事故の顛末を市町村が責任を持つ始末である。この構図っていったい何なのだろうかなーと思ってしまうのである。
 
 日本は少子高齢化、財源の健全化、国際競争力の強化などの構造的な課題を抱える上に、この震災に見舞われる国難の状態である。

 難題を抱え「二度目の転換」を迫られているのであれば、ここは道州制などを取り入れるなど大胆な改革をすべきである。

 権限と金を地方に渡し、地方政府は地方で出来る作業を自らの判断で実施する。復興や放射能汚染の対策を地方の判断により迅速に行う仕組みを導入すべきである。

 中央政府は「国家戦略」や「外交戦略」「この国のかたち」を考えればよいのである。

 今までのやり方を踏襲し抜本的な改革を導入せずに、新しい日本を創ることが本当にできるのかなーと報道を見ながら思う、今日この頃であった。。
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