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日本の自殺
日本の自殺 (文春新書 863)日本の自殺 (文春新書 863)
(2012/05/21)
グループ一九八四年

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 たぶん来年の新書大賞を受賞するであろう作品である。衝撃的なタイトルと供に衝撃的な内容なのである。

 1975年の文藝春秋に掲載され社会に大きな衝撃を与えた一本の論文を新書の形に纏めたものである。

 まさに今の政治状況や社会の劣化を予言する本であり、日本が内部から崩壊するさまを自殺と比喩した内容なのである。

 いつも挫折する本がジャレット・ダイヤモンドの本と塩野七生氏の「ローマ人の物語」である。

 「ローマ人の物語」でローマ帝国の成り立ちを知るが、このようにして国家は成り立っていくのだなーと感心したものである。(途中で挫折しましたが・・)

 そのローマ帝国が滅びた原因は外的な要因によるものではなく、内部社会の瓦解が原因だという。

 市民は政治家にパンを求め政治家は市民にパンを与える。パンを与えられた市民は暇を持て余し政治家にサーカスを求める。

 政治家は市民にサーカスという余興を提供し、市民はもっとパン与えろ、もっとサーカスを見せろと要求する。

 政治家はもっとパンとサーカスを与え、市民はもっとパンとサーカスを要求する。

 大衆に迎合する政治家と幼稚化し野蛮化した市民によるモラルハザードがローマ帝国を崩壊に招いたという国家自殺説が展開されるのである。

 そして日本においてもローマ帝国と同じように「パンとサーカス」が繰り広げられ、モラルハザードを起こした国家が自殺の道をたどると指摘するのである。

 本当に日本人の生き方が問われている時代なのだなーと読み終えて思うのであった。
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