

お袋が手術し入院したので見舞いに行く事にするのである。磐越西線に揺られ病院へと向かう。


カッコイイ大人なら、数千円を払ってタクシーに乗り込み病院に向かうはずである。
が、カッコ悪い大人なので、喜多方駅前のレンタル自転車を借りて病院へと向かうのである。


自転車を漕いでいると腹が減ってきたので、同級生が経営する「福島屋」の暖簾を潜る事にする。
「ウッス」と言って席に着くと「オッス」と目の前の客から声を掛けられる。同級生のキドッチョが居たのである。


暫くは話し込み、年末の酒飲みを約束するのである。そして「背脂煮干中華」を喰らい、「和え玉」を追加注文する。
それは燕の背脂ラーメンを彷彿させる喜多方ラーメンであった。細麺の「和え玉」も面白い。


お代を払おうとすると店主が出てきて、喜多方ラーメン界についての議論が始まるのである。30分くらい話し込んでは病院へとチャリを飛ばすのである。
帰りの電車の時間があるので、お袋と話した時間は15分である。お袋の顔を見ては、まぁ元気そうで良かったなーと思うのであった。(あいかわらずの同じ話のベビーローテェーション!)