
4時に起床すると外からは雨音が聴こえる。やはり雨かと思いながらストーブでラーメンを作る事にした。
なんちゃって朝ラーを食べてエネルギー補給をしては、ちょいと不気味な宿を出発するのである。


5時45分には飯豊山荘付近の登山口を出発する事が出来るのである。平坦な道のりが暫く続くのであるが、6時過ぎには「温身平」なる場所に到着するのであった。


更に平坦な道のりを歩くと、6時半前にはダムへと辿り着くのである。ダムの横にある階段を登っては山道へと向かう事になる。
ここからが本格的な山道が続くのである。飯豊っぽくなってきたなーと思いながら山道を歩くのである。


途中、倒木や沢を跨ぎながら先へと進むのであるが、沢には雪渓が残り地形が判別しずらいのである。途中、一度だけ道に迷っては引き戻すのであった。
進路が正常化する。地図に掲載されている「おいしい水」なる場所に到着したのが7時を少し回った頃である。


7時半頃には一面が銀世界の雪渓に突入するのである。後は雪渓の上を歩いて石転び沢の出合いに行くだけである。
雪渓の上を本格的に攻めるのは初めてであるが、日常では味わえない不思議な空間に圧倒されるのである。
愚図ついた天候であるが、今日一日もってくれればと祈るばかりである。
ダッチと冗談を言いながら雪渓を暫く歩くと、8時過ぎには、石転び沢の出合いへと到着するのであった。

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