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このブログは、カムC空次郎が食べた福島の美味いもの、喜多方ラーメン、読んだ本、登った山、入った温泉など、俺が思ったことを綴ったチョー個人的なデジタルライフログです。 旧カムCはこちらから ☞ http://camcsoraziro.blog121.fc2.com/
安達太良を縦走する 起死回生の巻
 鍵が無い事を二人に告げる。すると二人は大笑いである。所でどうしようかという話になる。

 このまま奥岳登山口に下山するか、安達太良の山頂から野地温泉へと5時間かけて再び戻るか。の二択である。

 奥岳登山口に下山にしても車の鍵が無ければ、野地温泉への移動は不可能である。

 野地へ引き返すとしても途中には笹薮地獄が待ち受けている。雨で笹薮は濡れており地獄度はヒートアップしているはずである。

 楽観視することにした。たぶん奥岳登山口の駐車場に鍵を落としたのだろう。売店に鍵は届いているに違いない。

 とりあえず、奥岳登山口に下山してから考えることにした。

IMGP5430.jpg

 どんよりとした天候に様に、心もどんよりとしながらゴンドラに揺られる。ゴンドラに乗り暫くすると奥岳登山口の売店が見えてきたのである。

 売店に行って鍵の落とし物があったか聞く事にする。届け出は無いようである。奥岳登山口から野地温泉までバスが出ているか聞くが、運行はしていないようである。

 奥岳登山口の駐車場には、僕の車がある。駐車場の周りを見渡しても鍵は落ちていない。やはり野地温泉の駐車場にあるチョモランマの車の中に僕の車の鍵があるようである。

 三人で作戦会議である。昨日の朝に車で二点間を移動した際の時間は約30分程度であった。

 距離にすると20Km弱であろう。三人で移動するとして4~5時間はかかることになる。

 タクシーを呼ぶとしても、万券の出費は覚悟しなければならない。一枚で足りるのだろうか・・・

 そんな時、目の前に展開される絵が脳にインプットされる。カムC空次郎は、反射的に反応するのである。

 「すみません、ひょっとしてこれから野地温泉に移動されますか?」

 そう、初老の夫婦がいたので、ナンパすることにしたのである。

 「なんで?」「実は昨日から縦走を計画しまして、野地温泉から移動し、今日は安達太良・・・・・ところが、鍵がないんです。」

 「縦走か、面白いことを考えたね。」と初老の男性が反応してくれる。流石は山屋である。

 「これから安達太良に登ろうと思うんだけど、天候がね。。」と初老の女性がためらいの様子をみせる。

 その時、山小屋の管理人の言葉が頭の引き出しから出てくるのであった。「くろがね小屋に泊まったのですが、管理人が今朝ほど、天候は下り坂で午後には大荒れって言ってました。」

 「わかった。困っているようなので野地温泉まで送ってあげるよ。天候も悪そうだし安達太良は次の機会とするよ。」

 地獄に仏とはこの事である。デンジとチョモランマもほっとした表情である。

 チョモランマから車の鍵をあずかり、初老の夫婦の車に乗り込む。二人に見送られては野地温泉へと出発するのであった。

 初老の夫婦は群馬県の人で現役を引退後に全国を車で回っているようである。福島県にも何度も訪れているようであった。

 世間話をしていると、野地温泉が見えてきた。二人に野地温泉の湯に浸かって下さい。と謝礼を渡す。

 やはり、僕の車の鍵はチョモランマの車の後部座席にあったのである。無事チョモランマの車で奥岳登山口へと移動するのであった。

  しかしラッキーであった。世の中何とかなるものである。とんでもなく思い出深い安達太良山の縦走の旅も無事に終焉を迎えるのである。

 しかしながら安達太良山には魔物が住んでいるようで、その後に僕を苦しめ続けることになるアクシデントがおこるのであった。。。