長男坊の運動会を合わせると、これで9回目の運動会となる。
今年は原発事故の影響を受け、学校行事としての運動会は中止となるのである。
然し乍ら、それでは6年生が忍びない。となったようで、6年生だけの運動会が開催されたのであった。
朝から先生や保護者が集まりラインを引いたり、テントを張ったり、万国旗を校庭に張り巡らせたりと作業に追われるのである。
準備万端、空は抜けるような青である。入場行進や開会式も正しく行われるのである。
開会式では次男坊が白組の応援団長を務める。小さい体に大きな学ランを着ては声を張り上げる。その小さな姿が大きく見える瞬間であった。
当初は寂しい運動会になるのかなーと思ったが、子供達と先生方、保護者達の距離も近く、和気藹々として実に良い空気が会場に流れるのである。
考えてみれば、全学年で運動会を開催しても、見ているのは自分の子供の学年だけなので、全種目が6年生の運動会は、見所満載なのである。最後の全員リレーの声援などには自然と熱が入るのであった。
いままで見た9回の運動会のうち、この運動会が一番楽しく、一番感動をし、一番素晴らしいと思った運動会であった。
校庭で元気に走り回る子供達の姿をみて、原発事故といった大人の都合に負けずに力強く巣立ってほしいなーと思うのである。
そして6年生に最後の運動会の思い出を授けてくれた先生方とPTA役員の方々に感謝の気持ちで一杯になのであった。
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