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これからの「正義」の話をしよう―いまを生き延びるための哲学
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
(2010/05/22)
マイケル・サンデルMichael J. Sandel

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 今回のアメリカ連邦議会の中間選挙で注目を浴びたのがティーパティーである。

 アメリカの保守系の政治活動集団らしいが、このムーブメントを反映してなのか下院では民主党が惨敗し上院でも辛勝の結果となったようである。

 アメリカの政治システムについては全然詳しくないが、今回の中間選挙のニュースを観てアメリカの保守とリベラルって、そういうこと。と少々わかった気がするのである。

 ヨーロッパのリベラルとは、現代を生きる人々が知恵を絞れば世の中を変えることが出来る。という発想が根底にあるようである。

 それに対して保守とは、現世の人間の浅知恵で世の中が変わるべくもなく、綿々と流れる歴史や伝統、受け継がれる価値観等にこそ答えを見いだせるという哲学である。つまり変える者と守る者との対立軸なのである。

 リベラルな人々がアメリカに渡り独立を宣言したので、アメリカの保守はヨーロッパのリベラルの考え方が根底にあり自由と平等が基本となるようである。

 自由を至上とするリバタリアンにとっては政府は小さい事が望ましく、市場で自由に競争する市場原理主義が理想となるである。

 この本では社会における「正義」というものを読者に問いかけるのである。自由至上主義、功利主義など多様な主義と様々なケースから社会における正義というものを考察する内容である。

 リベラルなオバマ政権が掲げては中間選挙の争点にもなった医療保険改革などは、まさしく正義を巡る政治哲学の問題ではないかと「これからの正義~」を読み終えて思うのであった。