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このブログは、カムC空次郎が食べた福島の美味いもの、喜多方ラーメン、読んだ本、登った山、入った温泉など、俺が思ったことを綴ったチョー個人的なデジタルライフログです。 旧カムCはこちらから ☞ http://camcsoraziro.blog121.fc2.com/
日本辺境論
日本辺境論 (新潮新書)日本辺境論 (新潮新書)
(2009/11)
内田 樹

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 2010年の新書大賞「日本辺境論」を書店で手にする。「昭和のエートス」以来の内田樹ファンなので読むのが楽しみであった。

 「日本辺境論」は、日本に内在する問題に対して日本は辺境であるからだ!と切り捨てる(良い意味で)内容のものであった。

 そもそも辺境の意味合いとは「都から遠く離れた土地」である。日本人は中国という都から遠く離れた辺境の地にあり、それが故に辺境人として都から物事を学び土着化させて来たのである。

 なるほどなーと思ったのである。辺境人としての地の利を活かした日本人は常に世界の真ん中から物事を学んで来た。

 辺境人として切磋琢磨し、その結果として経済成長が実を結んだ80年代には、皮肉にも辺境人が世界の真ん中に位置してしまったのである。

 しかし辺境人なるが故に世界の真ん中では新しい枠組みを作る事ができず、そうこうしているうちにグローバル化や金融工学という新しい波がやってきては呑まれて方向を見失ってしまったのである。

 そして気が付けば、お家芸であった製造業が新たな経済の辺境人にキャッチアップされてしまい構造不況に陥るのであった。

 辺境人にとっての新たな糧となる新しい世界の真ん中を見つける事ができずに辺境の地でオロオロしているのが今の日本ではないのかと思うのであった。

(郡山で新年会をやった、Wさん、Kさん、Mさん、オススメですよ。)