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このブログは、カムC空次郎が食べた福島の美味いもの、喜多方ラーメン、読んだ本、登った山、入った温泉など、俺が思ったことを綴ったチョー個人的なデジタルライフログです。 旧カムCはこちらから ☞ http://camcsoraziro.blog121.fc2.com/
ウェブはバカと暇人のもの
ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)
(2009/04/17)
中川淳一郎

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 梅田望夫氏のウェブ進化論に書かれた内容も事実だろうし、この本に書かれていることもネットの現状を的確に表していると思うのである。但し、それらの主張は両端に位置するのであるが。

 Web2.0という概念で語られたネットの可能性についてはGoogleやamazonなどの成功事例により確認することができる。

 いささか過激なタイトルのこの本では、これらの可能性の部分に焦点を当てるのではなく、ネットに住む普通の住人の行動に焦点を当てているところが面白い。

 アメリカのTIME誌で「Person of the Year 2001」をネット投票としたところ、ネットに住む日本の普通の住民達の努力により、オサマ・ビン・ラディンに2倍の差をつけ、田代まさし氏が一位となったようである。(Time誌には無視されたようですが・・・)

 このようなネット住民のビヘイビアを具体的な事例で語りながらネットの本質に迫って行くのである。

 最近の新書ブームで書店は新書だらけである。新書を購入し読み始めるとイントロの部分は非常に面白く力が入っているように思えるのであるが、途中からヘタレてしまう本によく出会う。

 タイトルや切り口で勝負する本が増えたためか、インパクトあるタイトルにより本を手に取らせ、相当の力を入れたイントロを読ませては、レジに運んでもらおうとする魂胆ミエミエの本が多いようである。

 しかし、この本は最後までヘタレることなく、時には大笑いし時には頷きながら読む事ができるのである。

 特に最終章の「ネットはあなたの人生をなにも変えない」は実に秀逸であった。そうだよな~と思って本を閉じるのであった。