FC2ブログ
このブログは、カムC空次郎が食べた福島の美味いもの、喜多方ラーメン、読んだ本、登った山、入った温泉など、俺が思ったことを綴ったチョー個人的なデジタルライフログです。 旧カムCはこちらから ☞ http://camcsoraziro.blog121.fc2.com/
日本社会の歴史
日本社会の歴史〈上〉 (岩波新書)日本社会の歴史〈上〉 (岩波新書)
(1997/04)
網野 善彦

商品詳細を見る

 結構、見知らぬ人に話しかけられる事が多い。大衆酒場や温泉で話しかけられては、色々な話しを聴きナルホドと思うのである。

 その日は、弟子達もサッカーや勉強に忙しそうなので、ひとりで飯坂温泉に風呂を浴びにいくことにした。風呂には誰もおらず「貸し切りだー」と喜んでいると、70代のオジさんが入ってきたのである。

 風呂の温度は46℃であったが、飯坂温泉にしてみれば温めである。そのオジさんは熱いから水を埋めて良いかと聴くのである。

 「どうぞ」と言うと飯坂温泉の湯船の温度について、どう思うかと問われるのである。熱いけど我慢して入っているうちに慣れました。と言うとそれではイカンと言うのである。

 世の中にはルールというものがあるが、いまの社会はルールを守らないという。飯坂温泉は42℃が適温とされているのだから堂々と水を埋めろというのである。

 社会とルールという話を発端に話しが転がり、そこから日本国憲法、マルクス経済学、ケインズ経済学、GMの破綻に象徴されるアメリカの新自由主義・・・に話しがいくのである。

 経済については少しかじった事があるので反論を交えながら話しをするのであるが、原始の時代から日本国が成立するまでの話しは防戦一方であった。

 「若いの、社会の成り立ちの起源は律令制度にあるのだよ。」とオジさんは言うのである。その言葉を胸に秘め本屋に行っては本を探すのであった。

 この本は「日本の歴史」ではなく、「日本社会の歴史」である。今年に入って10冊目の本を読み終え分かったのである。日本が中国大陸に影響を受け律令制度をもとに社会というものを築いて来た事を。(中学校の時、歴史の勉強をサボっていたので、今更ながら勉強しています。)
 
 しかし凄いオジさんであった。退官した大学教授では・・・とも思うのであるが、とにかく博学な市井のあのオジさんは本物である。