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このブログは、カムC空次郎が食べた福島の美味いもの、喜多方ラーメン、読んだ本、登った山、入った温泉など、俺が思ったことを綴ったチョー個人的なデジタルライフログです。 旧カムCはこちらから ☞ http://camcsoraziro.blog121.fc2.com/
人間回復の経済学
人間回復の経済学 (岩波新書)人間回復の経済学 (岩波新書)
(2002/05)
神野 直彦

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 今年に入って9冊目の本を読み終える。神野氏は財政学を専攻する大学の教授である。自ら自動車の組立工を経験したことがあるためか、世の中を現場から捉える優しい視点も持つのである。

 2002年に書かれた著作は、新自由主義の崩壊を予言したかの本である。経済人として自身の利己心に基づき行動し市場原理に任せれば万能であるといった新自由主義に異論を唱えているのである。

 また世の中を経済学だけで捉えるのではなく、財政学や社会経済学といった違った側面から計る必要があるとも説いている。

 時代はピリオドとエポックがあるが、現在は時代の転換期にあたるエポックにある。

 そのエポックにおいて、人間はホモ・エコノミックスとして行動するのではなく、知恵のあるホモ・サピエンスとして工業化社会の制度から知識社会の制度へと転換を図る必要がある。とした本が、この「人間回復の経済学」なのである。