FC2ブログ
このブログは、カムC空次郎が食べた福島の美味いもの、喜多方ラーメン、読んだ本、登った山、入った温泉など、俺が思ったことを綴ったチョー個人的なデジタルライフログです。 旧カムCはこちらから ☞ http://camcsoraziro.blog121.fc2.com/
蟹工船
蟹工船・党生活者 (新潮文庫)蟹工船・党生活者 (新潮文庫)
(1954/06)
小林 多喜二

商品詳細を見る


 いま話題の小林多喜二氏の「蟹工船」を読んでみた。今年に入って6冊目の本となる。この本は累計販売が150万部を超え映画にもなるらしい。

 この本は薄いのであるが中々ページが進まなかった。内容的にも楽しい話しではないし、新書のように知的好奇心をくすぐる話しでもない。小説の核となるのは蟹工船に乗る労働者と監督する側の対立の話しであり、マル経でいうところの搾取、疎外などを扱ったプロレタリア文学といわれるものである。

 まぁ話しの内容は別として、この本を読んで何に驚くのかというと本の巻末に書いてあるのだが小林多喜二氏が特高の拷問により死亡したことと、この本が若者の共感を得ていることである。

 子供の頃に「あゝ野麦峠」を見て、あんな時代に生まれなくてよかったーと小学生ながらに思ったものである。この「蟹工船」だってその手の話しになるはずである。しかし共感を呼び販売部数を延ばしているという。これでいいのかなーと思うのであった。