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情報革命バブルの崩壊
情報革命バブルの崩壊 (文春新書)情報革命バブルの崩壊 (文春新書)
(2008/11)
山本 一郎

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 「情報革命バブルの崩壊」を読み終えた。インターネットを文化という側面から捉えると、その一つとして「無料文化」をあげることができる。

 無料のメール、フリーのソフトなどなど、無料のサービスを数えたらきりがない。逆に有料のサービスなどが存在すると、なんでお金を払わなければならいの?とすら思ってしまう。

 では無料サービスの原資はなんなのと考える。それは広告収入でしょう。と普通は考えるのである。しかし景気が後退するなか、その効果測定が難しい広告への支出を企業が止めたらどうなるのか。

 もう一つ考え方が、IT系新興企業が上場により資金を調達して、それを原資に無料サービスを提供する。それは客寄せの切り札としてである。

 では、金融市場が傷つくなか、今後も新興企業に投資家は投資を続けるのかという疑問点も併存するのである。

 つまり情報革命ともてはやされているが、そのエンジンとなる、安い定額の通信料金で無償のサービスの好きな時に好きなだけ享受できるという実情が、実は情報革命というバブルの上に成り立っているのではないか。と指摘するのがこの本である。

 途中で展開がダレてくるものの、まえがきの理論展開は秀逸である。