9月の声を聴くと夏も終わったなーと思うのである。空からは入道雲が消え、天は高くなる。
朝晩の空気が少しづつピンと張りつめてきては、夜は田んぼのカエルの唄から虫の音に変わるのである。
そんな夏の終わりに聴くサントラが「稲村ジェーン」であった。「暑かったけど、短かったよね夏」のセリフが心を刺す、グレイトなサザンのサントラなのである。


若かりし頃に「ザ・ブルーハーツ」が大好きなのであった。
バブルなフワフワした時代にあって、世の中の本質を突いた歌詞や人の心底にある優しさなどを歌った曲が好きだった。
そんな師匠の後ろ姿を追ってか、二番弟子も「ザ・ブルーハーツ」の流れを汲む「ザ・クロマニヨンズ」が大好きなのである。(もちろんブルーハーツも好きです!)
二人してライブに行く。真冬なのに周りはTシャツである。ネクタイを締めたスーツ姿にコートは自分一人である。
ある意味、ライブハウスで一番トンガっていたのが、カムC空次郎なのである。(ちょー違和感!)
全然、聞いた事の無い曲であったが、「ザ・ブルーハーツ」のDNAを感じる夜なのであった。。(めちゃ、熱い!色んな意味で!)

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「SAND CASTLE」は浜田省吾氏のバラード集である。アルバムに収められたどの曲を聴いても心を打つ作品ばかりである。
十代の頃には何度も聴いたアルバムであるが、40歳を過ぎても燃える炎を見ながら聴く「SAND CASTLE」が実にいいのである。
キャンプの夜に焚き火をしながら仲間と酒を交わしつつ「SAND CASTLE」を聴くのである。夜の帳に静かに響く浜省の切ないバラードが心に響くのであった。

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