

旅とは人生のフルーツなのである。駅を眺め、そして線路を眺める。出発の瞬間に心が踊るのである。


電車に揺られ仙台に向かう。そして「全国大衆酒場を巡る会」の仙台支部長と待ち合わせをしては山形へと向かう事にするのである。


寒暖の差が激しい。暖かい日もあれば寒い日もある。その結果、局地的に満開になり、場所によっては蕾のままなのである。


大好きな山形の霞城公園も蕾のままであったが、酒飲みにそれは関係ない。宴会をはじめベロベロになるまで飲むのである。


そして山形発祥の「どんどん焼」と「焼きそば」を買って電車に乗り込むのである。子供の頃に縁日の屋台で買った「どんどん焼」に郷愁を感じるのである。


その当時は「おこの棒」と呼ばれていたのである。そんな「おこの棒」の醤油味を買って電車に乗りこむ。


ソースも良いが醤油も良いものである。流石は居酒屋番長な「仙台支部長」なのである。そして酒旅を満喫するのであった。。


石巻行きのハイブリット気道車が仙台駅へと入線する。「仙石東北ライン」は仙石線と東北本線の並走区間に単線の連絡線を整備した路線らしいのである。。
どうやら仙石線は直流電化区間であり、東北本線は交流電化区間のためハイブリッド気動車での運行との事である。


石巻駅に到着すると仮面ライダーやサイボーグ009のキャラクターが出迎えてくれるのである。


石巻やきそばを目指し、「藤や食堂」なる店の暖簾を潜る事にするのである。そして仙台づくりなるビールで喉を潤す。


暫く待っていると目玉焼きが乗った石巻やきそばが着丼するのである。黄身を崩し麺と絡める。特製ソースをかけて食べてみたりする。
いろんな街にいろんな喰い物があり、いろんな人々が居る。まだまだ知らない、その先の日本があるのだろなーと思うのであった。。




とある焼き鳥に関する本を読んでいたら「さらや」なる焼き鳥の名店が記載されていたのである。


青々とした木々と夏の空を眺めながら電車に揺られては「さらや」を目指す事にするのであった。ビールを飲みながら。。


複雑な街並みを歩き店を探す。入り組んだ街並みにギブアップし地元のオバさんに店の場所を聞く事にするのである。


焼き鳥の名店と誉れ高き店は、やはり焼き鳥の名店なのである。品書きを眺めながら突き出しの沢庵を頬張るのである。


炭で焼き鳥が焼かれていく。手際良さと効率を蔑ろにした職人の焼き方に感激するのである。


うーん、実に焼き加減が良く旨いのである。自分がやっつけた焼き鳥で三指に入るレベルなのである。

名物の豚足を頼む事にするのである。ゼラチン質の憎いやつである。うーん、ちょっと苦手だなーと思うのであった。。