

サミュエル・ハンチントン氏は「文明の衝突」なる著書の中で世界を8大文明に分類したそうである。
中華文明 、ヒンドゥー文明、イスラム文明、西欧文明、東方正教会文明、ラテンアメリカ文明、アフリカ文明、そして日本文明である。
本当は7大文明として整理したかったが、どうしても日本を中華文明に分類することが出来ずに8大文明とした様である。
単一の国で一文明を築くのは日本のみではないかと思うのである。
日本は長らく鎖国を続け、それにより独特の文明を築いた事によるものらしい。
そこから武士道や町人文化が花開き、日本独特の価値観や日本人独特の道徳感、秩序や礼節が生まれたらしい。
ちょーローカルな環境が単一の国家による最強の文明を築いたのである。
アメリカ大統領選でトランプ氏が当選する。とある評論家はホワイトプアーの反逆、グローバル化の終焉なる事を言っていた。
グローバル化で生まれた歪みがトランプ大統領を産んだのではないかと思うのである。
これからはローカルな時代なのである。ローカルの集合がグローバルなのである。金太郎飴では面白くないのである。
と、講演を聴き終えてはローカル線で帰るローカルな旅人なのであった。。

セミナー仲間のモリちゃんと「地域発。クリエイティブが未来を創る。」なるセミナーに足を運ぶのである。
それは素晴らしいセミナーであった。地域に根ざしたクリエイターが地域の活性化に向けてクリエイトした話なのである。
多分、1を2や3や4にするのは比較的簡単な事なのである。が、0を1にする事は至難の技だと思うのである。
そんな事を地域でサクッとしている人達の講演会であった。地域を巻き込みながら無を有にするって素敵な事だなーって思うのである。
福岡の街中を花で飾るCMの事例や、東日本大震災で被災した地域をクリエエーターのアイデアで救った話などは秀逸なのである。
そして素晴らしセミナーに参加できた幸せを感じるのであった。。(人生、日々べんきょう!)




カミさんの勤める会社が従業員とその家族向けに企画した講演会である。
東進ハイスクールの林修先生の講演なのである。やっぱテレビで冠番組を持つ先生の話である。
掴みの笑いから、モチベーションアップに対する問いかけ、核心となる林理論、そして最後の〆と講演会の一連の流れが計算されては、実に自然に流れて聴きやすく、そして分かりやすいのである。
自分は頭の整理にフレームワークを用いるが、先生は4象限マトリクスを用いるのである。
面白かった話が縦軸に「上できるー下できない」を置き、横軸に「右やりたいー左やりたくない」を置き、今の自分がどこにいるかを分析する話である。
「できるーやりたい」に居る人は、幸せな人である。「できるーやりたくない」人も出来るのだから、幸せな人である。
「できないーやりたくない」は問題ない。誰もその領域に足を踏み入れないからである。
例えばフツーのサラリーマンは、普通はシンクロナイズドスイミングの練習に時間を投資しない。時間の無駄だからである。
先生も注目され始めた頃に歌を出さないか。とオファーがあったそうである。
「できないーやりたくない」領域なので迷わず断ったとの事である。
「今でしょ音頭」なんか出していたら色物で終わり、今のポジションはなかっただろうと話していた。
問題なのが「できないーやりたい」の領域に居る人である。目の前のオーディエンスにあなた達は、ここに居ませんか。と問いかける。
優しい日本社会は、その領域にいる人々を加護してきたが、これからは厳しい時代になると語りかけるのである。
予備校の世界も少子化、青田刈りのための大学の推薦枠の拡大などにより冬の時代を迎えるとの事である。「できないーやりたい」の領域に居る先生は淘汰されるだろうとの事である。
なのでモチベーションアップなどとは言ってられず、必然的にアップしなければ生き残れないのである。
モチベーションアップの方法があるとすれば、ポジショニングの確認と危機感との事であった。。(メイビー)

資産は全くないものの「新春資産運用セミナー」なるものに参加なんかしてみちゃったりする。
それは経済と世界情勢をリンクさせながら、現状を読み解く面白いセミナーであった。
何故、ガソリン価格が下がっているのか。シェールガスによる代替や西アフリカ、ロシアの油田開発により中東への依存度が下がっているからである。
そもそも価格とは需給バランスで決まるものである。が、中東に依存する原油の価格は中東の地政学的リスクを織り込んだプレミアム価格が上積みされていたのである。
その依存度が薄まることによりリスクプレミアムが縮小し価格がバレルあたり27ドルまで下落したのである。
またエネルギー効率の革命により消費が減少し世界の石油タンクは既に満杯だそうである。産出国から輸入したくても備蓄するスペースが無いのである。需給バランス理論が価格に反映しているわけである。


と、面白い話を聞かせてもらったのである。しかしアナリストはスゲーなーって思うのである。
そして経済は不調ながらも、その構造からブラジルは買いなのだなーと思っては会場を後にするのであった。。